フランスのノーベル賞物理学者、核廃棄物の処理法を発明…レーザー光線で別の原子に変換し半減期を数分に短縮
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フランスのノーベル賞物理学者、核廃棄物の処理法を発明…レーザー光線で別の原子に変換し半減期を数分に短縮
1 名前:僕らなら ★:2019/04/05(金) 22:03:35.87 ID:+MuSWDMm9
2018年ノーベル物理学賞を受賞したフランス人のジェラール・ムールー氏は、特別なレーザー装置を使用することによって、核廃棄物の放射能の分解期間を数千年から数分に短縮することを提案している。ブルームバーグが報じた。
ムールー氏が提案するのは、核廃棄物を放射性ではない新たな原子に瞬間的に変換するという方法で、原子レベルでの廃棄物のこうした変換は高精度レーザーインパルスによって行われる。そのためにムールー氏は、米カリフォルニア大学のプラズマ物理学者、田島俊樹教授と共同で、極端な集中度を持つレーザー装置の開発に取り組んでいる。
フランスでは、ムールー氏の発表は歓迎された。有害廃棄物問題に対する包括的な解決策を持つ国は一つも存在しない。しかし、エネルギーの72%を原子力発電所が賄うフランスでは、核廃棄物量の問題は深刻で、年間の廃棄量は国民1人当たりで割った場合、ほかのどの国よりも多い2キログラムとなっている。ムールー氏がレーザー装置の開発に成功すれば、フランスだけでなく他の国々にとっても救いとなる。