イギリスで、シリア移民の少年をいじめる映像が拡散。 加害少年を暴行容疑で訴追
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イギリスで、シリア移民の少年をいじめる映像が拡散。 加害少年を暴行容疑で訴追
地面に押し倒される動画が11月末からソーシャルメディアで広く拡散され、加害少年が暴行容疑で訴追される見通しとなった。
さらに、被害を受けた少年の妹も、同じ学校の他の生徒たちに突き飛ばされ地面に倒される映像が明らかになった。
ウェストヨークシャー警察によると、シリア難民の15歳少年は10月25日、アーモンドバリー地域学校の昼休みに校庭で、
16歳生徒に引きずりまわされ、羽交い絞めにされて倒された。
警察は人種差別による暴行の疑いで捜査しているという。加害者の少年は「近いうちに」地域の少年裁判所に出廷する予定。
映像では、被害少年が左腕にギブスをはめている様子も見える。年長の少年は被害少年を地面に引きずり倒した後、顔に水をかけている。
被害少年の父親はBBCに、息子が「心理的に疲れきっている」と話した。
「ビデオの出来事のせいで、息子はボロボロだ。勉強に集中できず、寝ていても『あいつらにボコボコにされる』と言いながら起きてしまう」のだという。
少年はITVニュースに対して、「勉強にも宿題にも身が入らない」とい話した。
学校のトレバー・ボウエン校長は保護者たちに手紙を送り、
「自分たちにとって何より大事なのは、生徒たちの安全と福祉です。問題をきわめて深刻に受け止めています」と説明した。
被害少年と家族を支援するためのオンライン募金ページでは、すでに10万ポンド(約1450万円)以上が集まっている。
シリア移民の少年をいじめる映像、英北部の16歳訴追へ 妹にも被害
http://www.bbc.com/japanese/46381762