【画像】絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見wwwwwwww
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【画像】絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見wwwwwwww
ウォンディウォイキノボリカンガルーはとても珍しく、1世紀近く姿を消していたため、すでに絶滅したと考えられてきた。そのウォンディウォイキノボリカンガルーがついに再発見され、しかも初めて写真に収められた。
一見サルのようなこのキノボリカンガルーはニューギニア島の山林で樹上生活している。ただし1928年、欧米の科学者たちに発見されたのが唯一の目撃情報だった。
シドニーにあるオーストラリア博物館の有袋類学者マーク・エルドリッジ氏は「最も実態が知られていない哺乳類の一つです」と話す。
だが、英国のアマチュア植物学者がインドネシア西パプア州のウォンディウォイ山地に入り、標高約1500メートル地点の竹林を探検していたとき、ついにウォンディウォイキノボリカンガルーを発見した。
エルドリッジ氏は「まだ生きているとわかっただけでも素晴らしいことです。人里離れた場所で、アクセスも困難なため、このような生息場所があると知ることすらできなかったかもしれません」と高く評価している。
■知られざるキノボリカンガルー
キノボリカンガルーは熱帯に暮らす有袋類で、地上で生活するカンガルーやワラビーの近縁種だ。カンガルー科では中くらいの大きさだが、前脚の筋肉が発達しているため、木の幹をよじ登ることができる。この技術とカンガルー独特の跳躍を組み合わせ、枝から枝へと移動する。
世界的にはほとんど知られていないが、キノボリカンガルーは驚くほど多様だ。合わせて17の種と亜種から成り、2種はオーストラリア北部、残りは広大なニューギニア島に分布している。
今回、ウォンディウォイキノボリカンガルーを発見したのは、英国ファーナムのアマチュア植物学者マイケル・スミス氏(47歳)率いる探検隊。スミス氏は大学で生物学を専攻し、現在、医療系情報サービス会社で働いているが、休暇になると希少なラン、ツツジ、チューリップなどを追い求め、パキスタンやクルディスタン、インドネシアの辺境を訪れる。2017年、西パプア州の山地でツツジを探していたとき、謎の生物の話を聞き、今回の探検を思いついた。
スミス氏はパプア人のポーター4人、ガイド役の地元のハンター、パプア大学に通うノーマン・テロック氏の助けを借り、ジャングルへの旅に出た。スミス氏にとってテロック氏は同志のような存在で、自然史への情熱という共通点を持つ。7月23日に出発してから1週間後、スミス氏らは発見のニュースを持ち帰った。
スミス氏はこのニュースを公表する前に、エルドリッジ氏や豪クイーンズランド州にあるジェームズクック大学のロジャー・マーティン氏など、キノボリカンガルーの世界的な専門家たちとコンタクトをとり、事実を確認した。
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