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プラモが積み上がった部屋で生涯を閉じた末期がん独身男性

   

プラモが積み上がった部屋で生涯を閉じた末期がん独身男性

1 名前:名無しさん@涙目です。:2018/09/05(水) 14:43:41.98 ID:IH3LFOFz0●.net

1高齢化が進み、日本は年間130万人以上が亡くなる「多死社会」になった。多くの人が住み慣れた家での最期を望むが、かなえられていない。九州・山口・沖縄では、特に少ない傾向にある。自宅、施設、病院。それぞれの場所で悩みながら選択していく本人や家族の姿から、最期のあり方を考える。

福岡市博多区。古くからある住宅街の一角に、その家はあった。まだ新しい2階建て。5月、招き入れられたリビングには、野球やサッカーの雑誌が積まれ、無線操縦の車のプラモデルが所狭しと並んでいた。この家に一人で住む田中雄二さん(仮名)の趣味の品々だ。

末期の直腸がんを患う田中さんは、最期を過ごす場所に、我が家を選んだ。妻子はなく、高齢の両親は介護施設に入居。「あと何か月生きられるかわからないけど、できれば、ここで逝きたいね」

この言葉から1か月後。田中さんは、この家で61歳の生涯を閉じた。

福岡市内の高校を出て大学に進学。デパート勤めなどの後、自宅でインターネットを使った雑貨販売を始めた。40歳を過ぎて結婚し、離婚。家は2012年、両親と自分の「終(つい)の住み家」にしようと建てた。

ステージ4の直腸がんと診断されたのは、それから2年後。すでに、がんは肺やリンパ節に転移していた。

九州がんセンター(福岡市南区)への入院3日目、隣のベッドの男性が退院準備を始めた。「女房と、うまいもんを食べに行くんだ」。抗がん剤が効かなくなり、手の施しようがなくなったとは、後で知った。でも、その表情は穏やかだった。 (※画像はイメージです)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00010000-yomidr-soci

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